年始に和歌山へ行ったきりで、気づいたら2か月くらい旅行をしていなかった。
冬なのにそういえば温泉に全然入っていないことに気づき、休日出勤の代休を使用して別府へ。
出発
7:30成田発のジェットスターで、大分空港へ。
LCCだから仕方ないのだけど、成田空港の第3ターミナルがめちゃくちゃ遠い。
早歩きで歩いても保安検査場まで10分強はかかった。
おまけに保安検査場も妙に並ぶので、1時間前までには空港に着いたほうが気持ち的には安心。
雲に挟まれながら上空へ。
朝早すぎて、気づいたら寝てた。
鉄輪温泉
大分空港から別府駅行の連絡バスに乗り、亀川駅で鉄輪行きのバスに乗換。
これが最短ルートのはずだが、亀川駅からのバスの本数が少ないので素直に別府駅から乗り換えたほうが楽かもしれない。
この趣がある感じがたまんねえ~
街のそこらじゅうで湯けむりが上がっていて、
近くまで行けば雲なのかよくわからなくなる。
海地獄
一昨年地獄めぐりは全制覇したけど、一応、ということで海地獄へ。
観光地だから、ということが分かっているから面白いけど
何も知らない状態でこんな場所あったらそら地獄なんて名前もつくわ、と思う。
近くには温泉の熱を利用した温室もあって睡蓮の花が植えられている。
ブーゲンビリアもあった。沖縄いきて~~
上人湯
昼食を食べたところで湯めぐり開始。
前来た時はコロナ予防で、地元民限定になっていた共同浴場へ。
いで湯坂というメインストリート沿いにあるので、場所は分かりやすい。
別府の温泉でよくあるのが、
・塩化物泉で体がめちゃくちゃあたたまる。
・美肌成分と呼ばれるメタケイ酸がめちゃめちゃ多い。
1kgあたり50mgあれば美肌に有効とされているが、別府の温泉分析書を見ると大体
200mgを超えてくる。
の2つだろうか。
もちろん塩化物泉以外にも全10種類の泉質のうち7種類は別府にあるっぽい。
ここ上人湯も塩化物泉で、あたたまりがめちゃめちゃいい。
5分も浸かればポッカポカになる。
途中から地元のおじちゃんが入ってきて少しの間雑談。
半分くらい何を言っているのか聞き取りづらくて、ただ相槌を打つだけの機械になってしまった。まあ話したいこと話してた様子だしいいか。
鶴の湯
今回の主目的(のはずだった)鶴の湯へ。
バス利用だと、鶴見霊園入口のバス停から20分くらい延々と坂道を上り続けないといけないので結構大変。
道中墓地沿いを通るので夜はちょっと不気味かも。
ここは有志が管理しているいわゆる野湯だが、普通の温泉施設と何ら変わりがない綺麗さだった。
前年の降水量によって湯量に差が出るらしく、冬は比較的湯量が少ないらしい。
寝そべってギリギリ全身が浸かるくらいだった。
たまたま一緒にいたじもおじの話によると、鶴の湯から迂回路が延びているらしく、そこを登っていけば残りの2つの野湯にも行けるらしい。ということで残りの2つの野湯へ。
へびん湯
鶴の湯からさらに山道を30分弱登っていく。
ススキしか生えていない山が美しい。
最初は開けたところを登っていくので気分がよかったが、一山越えて森の中に入ったあたりから勾配がどんどんきつくなり、着いたころに息切れが止まらなかった。
ここも有志が管理しているが、掘っ立て小屋的な脱衣所もあり野湯にしてはかなり綺麗。
単純温泉で湯疲れしないタイプのお湯だけど、冬のせいか若干ぬるい。
その分長湯できて、気づいたら1時間くらい入っていた。
鍋山の湯
山道をずっと登ってきてだんだん疲労がたまってきたが、ここまで来たらもう行くしかない。
ということで一度来た道を降り、さらに別の山道を20分ほど登る。
ここが一番景色がきれいだったかもしれない。
最初に入った鶴の湯も下に見える。
駐車場らしき場所からさらに山道を10分くらい登って到着。
この周囲だけ山肌が露出していて、荒涼とした風景になっている。
ここが泉質は一番気に入ったかも。
硫化水素の香り、乳白色のお湯も温泉らしさがありつつ、なめらかな感じでめっちゃ入りやすい。
眺望が良いわけではないけど、荒野の中でポツンとお湯に浸かる感じがめっちゃいい。
ここだけ東北の秘湯みを感じた。
先客がいたのであんまり写真は撮れず。残念。
谷の湯
鍋山の湯から下山してホテルにチェックイン。
夕食前に、というところで鉄輪温泉の中にある谷の湯へ。
レトロな雰囲気がたまらない。
地下に降りたところに浴室があり、いかにも共同浴場といった感じ。
泉質は上人湯とかと同じ塩化物泉でメタ珪酸が豊富。
結局誰とも鉢合わせせず一人で気楽だった。
夕食
新博多という寿司屋で夕食。
寿司屋とは言いつつも定食メニューも結構あった気がする。
とり天、りゅうきゅう、だんご汁の大分郷土料理3点セット。
りゅうきゅうは白身魚(ハマチ)の醤油漬けのようなものでご飯がめちゃくちゃ進む。
これで¥1500は結構お得なのでは。
ホテル鉄輪
金曜日に一人一泊5000円という破格の値段だった。
当然大浴場もついているのだが、硫化水素の香りがしないのに乳白色のお湯だった。
海地獄と同じタイプのお湯なのだろうか?不思議な体験だった。